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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻6号

1984年06月発行

文献概要

特集 〔Q & A〕術中トラブル対処法—私はこうしている 肝臓手術

胆摘時胆嚢粘膜が肝臓壁に付着して取れない

著者: 山崎晋1

所属機関: 1国立がんセンター外科

ページ範囲:P.794 - P.794

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 急性炎症が消槌していない胆嚢は,炎症が肝床の結合組織や,肝実質にも波及していることがあり,肝床部の胆嚢が剥がれないことがある.この場合の攻め方は2つあり,一つは肝実質の健全な部を胆嚢に付けて,肝離断の形で,摘出する方法で,これだと胆嚢を破裂させることなくとれ,準清潔手術を遂行することができる.もう一つの方法は,胆嚢壁を破り,内容を出してから,肝床付着部の粘膜は肝側に一旦残して切除し,その後肝床に残つた胆嚢粘膜をけずりとる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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