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特集 〔Q & A〕術中トラブル対処法—私はこうしている 胸腹部重度外傷
食道破裂,特に発症より24時間以上経過している時どう対処するか
著者: 葛西猛1 小林国男1
所属機関: 1帝京大学救命救急センター
ページ範囲:P.869 - P.869
文献購入ページに移動(1)発症から24時間以内;この場合は破裂創が1次縫合に耐える状態であり且つ縦隔洞炎も軽度なことが多く,予後は比較的良好である.破裂創周囲の壊死組織を除去したのち,組織反応が少ない4-0か5-0の細目の糸で層々に結節縫合を行う.当然のことながら,開胸時はFr. 24以上の胸腔ドレーンを2本挿入して閉胸する.
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