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特集 〔Q & A〕術中トラブル対処法—私はこうしている 血管造影
造影剤注入時,カテーテルが破裂したり,尾部の広がりがアダプタの孔から抜けてしまつた
著者: 平松京一1
所属機関: 1慶応大学病院放射線診断部
ページ範囲:P.884 - P.884
文献購入ページに移動 このトラブルは日常の血管造影でしばしば経験するものであるが,トルクコントロール用のカテーテルが出現してからは,カテーテルの強度が非常に高まり,このトラブルに遭遇することは少なくなつている.
カテーテルが破裂したり,尾部の広がりがアダプタの孔から抜けてしまつた場合,とるべき3つの方法がある.一つはガイドワイヤーを用いてカテーテル交換してしまう方法,第二にはカテーテル内の凝血形成の項目でも述べたsheath set(またはintroducer)を用いる方法,第三の方法としてこのカテーテルを修復する方法がある。前二者は今さら説明を要することではないが,何らかの理由でカテーテル交換が出来ない場合,例えばカテーテルが他に準備してないか,カテーテルが超選択的に末梢に送りこまれていて,出来ればカテーテルをこのままの位置に固定しておきたいような場合,第三の方法をとる必要が生じて来る.ここではこのカテーテル修復法について述べる(図).
カテーテルが破裂したり,尾部の広がりがアダプタの孔から抜けてしまつた場合,とるべき3つの方法がある.一つはガイドワイヤーを用いてカテーテル交換してしまう方法,第二にはカテーテル内の凝血形成の項目でも述べたsheath set(またはintroducer)を用いる方法,第三の方法としてこのカテーテルを修復する方法がある。前二者は今さら説明を要することではないが,何らかの理由でカテーテル交換が出来ない場合,例えばカテーテルが他に準備してないか,カテーテルが超選択的に末梢に送りこまれていて,出来ればカテーテルをこのままの位置に固定しておきたいような場合,第三の方法をとる必要が生じて来る.ここではこのカテーテル修復法について述べる(図).
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