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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻6号

1984年06月発行

文献概要

特集 〔Q & A〕術中トラブル対処法—私はこうしている 血管塞栓術,拡張術

コイルが大動脈へ脱落しかけた

著者: 青木克彦1 水野富一1

所属機関: 1聖路加国際病院放射線科

ページ範囲:P.893 - P.894

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 栓塞すべき動脈内径より大きなコイルを用いた時には,コイルが中枢側にはみ出してくる(図a).
 大動脈のうねりが強く,コイルをガイドワイヤーで押し込もうとすると,カテーテル先端が大動脈側に出てくる場合がある(図b).大動脈のうねりが強い時は,コイルを入れる前に予めコイルを押し込むガイドワイヤーを挿入してみてカテーテル先端の動きを確かめるべきである.さらにカテーテル先端が動かないように,カテーテルに予めカーブをつくつておく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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