文献詳細
文献概要
特集 肝臓癌のTAE療法
TAE療法とその応用—私はこうしている
著者: 池田健次1 熊田博光1 吉場朗1 𤋎本正博2 沢田寿仁3 池永達雄3 中沢茂樹3 鶴丸昌彦3 秋山洋3
所属機関: 1虎の門病院分院消化器科 2虎の門病院分院放射線診断学科 3虎の門病院分院消化器外科
ページ範囲:P.949 - P.954
文献購入ページに移動本邦では山田らにより始められたTrans-catheter arterial embolization(以下,TAE)は切除不能肝癌に対して良好な効果を示し,その評価も定まりつつある1-3).
しかし,TAEを有効に行うためには,超選択的血管造影の技術はもとより,腹腔動脈分枝のvariationや起こりうる合併症について熟知する必要がある.また,腹水や脳症を伴う重症肝硬変患者では,TAE前後の全身管理が問題となることも少なくない.
掲載誌情報