文献詳細
特集 肝臓癌のTAE療法
文献概要
はじめに
肝細胞癌に対する動脈塞栓術は,その歴史が極めて浅いにもかかわらず,急速に普及し,今や肝細胞癌に対する有力な一治療法として全国の各施設で施行されるようになつた.それに伴い手技的な種々の進歩とともに,種々の合併症も報告されるようになつた.我々は従来からその手技,治療成績および副作用,合併症などについて報告し,適応についても考察してきたが1-5),その後さらに種々の進歩や手技の変遷をきたしている.
したがつて,ここでは現在実際に我々が行つている肝動脈塞栓術の手技を紹介し,また当施設における肝細胞癌症例の取り扱い方の現状について紹介する.
肝細胞癌に対する動脈塞栓術は,その歴史が極めて浅いにもかかわらず,急速に普及し,今や肝細胞癌に対する有力な一治療法として全国の各施設で施行されるようになつた.それに伴い手技的な種々の進歩とともに,種々の合併症も報告されるようになつた.我々は従来からその手技,治療成績および副作用,合併症などについて報告し,適応についても考察してきたが1-5),その後さらに種々の進歩や手技の変遷をきたしている.
したがつて,ここでは現在実際に我々が行つている肝動脈塞栓術の手技を紹介し,また当施設における肝細胞癌症例の取り扱い方の現状について紹介する.
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