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異物誤飲に対する治療方針には,まだ確立されたものはない.筆者らはカリフォルニア大学サンフランシスコ分校にて1971年から1981年の10年間に101件(100人)の異物誤飲を経験し,合併症のない限り,食道異物は早期に内視鏡的除去と胃内異物は経過観察するとの基本的治療方針の下に治療を行つた.この論文はその治療の結果をまとめたものである.
症例は9カ月の乳児から87歳の老人まで100例で,うち10%は精神異常,20%が囚人であつた.
症例は9カ月の乳児から87歳の老人まで100例で,うち10%は精神異常,20%が囚人であつた.
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