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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻7号

1984年07月発行

文献概要

臨床報告

急性腹膜炎症状を呈したS状結腸癌による非穿孔性のobstructive colitisの1例

著者: 原一郎1 平井真実1 土屋喜哉1 天野純治1 松林冨士男1

所属機関: 1日本医科大学附属第2病院外科

ページ範囲:P.1043 - P.1046

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はじめに
 大腸閉塞性病変の口側腸管に時として潰瘍性病変を合併することがあり,obstructive colitisと呼ばれている.本症は本邦ではまれな疾患とされていたが,近年報告例が増加しつつある.我々は大腸穿孔による急性腹膜炎の術前診断で開腹したところ,穿孔は認められずS状結腸癌により惹起されたobstructive colitisであつた症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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