文献詳細
文献概要
特集 外傷の総合画像診断と初療
顔面外傷
著者: 内沼栄樹1 塩谷信幸1
所属機関: 1北里大学医学部形成外科
ページ範囲:P.1083 - P.1088
文献購入ページに移動はじめに
自動車,二輪車主体とも考えられる現代社会において交通災害はさけられない問題である.また,機械化産業の発達にもかかわらず労働災害が依然としてみられることも周知のとおりである.これら災害による顔面外傷の患者は重篤な合併損傷を伴つている場合が多いが,可及的早期に的確な治療がなされなければ機能障害や顔面の変形などの後遺症を残す結果となる.
今回は,外傷患者が運ばれてきて限られた時間の中での初期治療を行うまでの必要な手順(de—cision tree)を,顔面骨骨折を中心として述べてみたい(図1).
自動車,二輪車主体とも考えられる現代社会において交通災害はさけられない問題である.また,機械化産業の発達にもかかわらず労働災害が依然としてみられることも周知のとおりである.これら災害による顔面外傷の患者は重篤な合併損傷を伴つている場合が多いが,可及的早期に的確な治療がなされなければ機能障害や顔面の変形などの後遺症を残す結果となる.
今回は,外傷患者が運ばれてきて限られた時間の中での初期治療を行うまでの必要な手順(de—cision tree)を,顔面骨骨折を中心として述べてみたい(図1).
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