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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻9号

1984年09月発行

文献概要

特集 どこまで活用できるか新しい手術器械

電気メス

著者: 大山満1 酒井順哉1

所属機関: 1鹿児島大学医学部病院手術部

ページ範囲:P.1251 - P.1258

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はじめに
 電気メス(electro-surgical unit,electric knife)は電気工学者Bovie, W. T. によつて開発され,1926年外科医Cushing Harvey(1869-1939)が初めて脳腫瘍手術に際し使用した,以来脳手術の止血には不可欠な医療機器となつた.開発当初は火花間隙を用いた大型のものであつたが漸次改良され取扱いの簡便さもあつて世界中の手術室に普及し脳外科,胸部外科,腹部外科の区別なく外科手術には欠くべからざる医療機器となつた.
 外科医が手術に際し効果的で安全に電気メスを使用するためには,まず電気メスを含めたME機器一般の基礎知識と理解が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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