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臨床研究
小腸悪性腫瘍—自験34例の検討
著者: 蜂須賀喜多男1 山口晃弘1 堀明洋1 近藤哲1 広瀬省吾1 深田伸二1 宮地正彦1 碓氷章彦1 渡辺英世1 石橋宏之1 加藤純爾1 神田裕1 中野哲2 綿引元2 武田功2
所属機関: 1大垣市民病院外科 2大垣市民病院消化器科
ページ範囲:P.1285 - P.1291
文献購入ページに移動近年,小腸疾患に対する関心の高まり,小腸造影法,血管造影法,小腸内視鏡等の各種診断法の進歩と共に,従来,稀であるとされてきた小腸悪性腫瘍についても,報告例が増加して来た.一方,本症は腹痛・嘔吐等のイレウス症状,腫瘍穿孔による腹膜炎,腫瘍からの出血による下血等を呈し,急性腹症として来院することも多く,本症に対する認識を新たにする必要がある.
われわれは原発性小腸悪性腫瘍(十二指腸悪性腫瘍を除く)34例を経験したので,報告する.
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