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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻9号

1984年09月発行

臨床報告

局所動注化学療法の奏効した乳腺原発癌肉腫の胸骨旁リンパ節再発の1症例

著者: 木村道夫1 阿部力哉1 石井洋1 中村隆1 秋元実1 上沖修三1 沢野彰1

所属機関: 1東北大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1343 - P.1347

文献概要

はじめに
 乳腺由来の悪性腫瘍の中で,上皮組織由来の癌腫car—cinomaと非上皮性組織由来の肉腫sarcomaの混在した癌肉腫carcinosarcomaは,非常に稀な疾患とされている,最近われわれは,乳腺原発のcarcinosarcomaに対して根治手術を行い,その2年7カ月後に発見された巨大な胸骨旁リンパ節転移と考えられる前縦隔の腫瘍に対して,局所動脈内制癌剤注入療法(以下局所動注化学療法)によつて腫瘍を縮小させた後に摘出手術を行い,根治せしめたと思われる症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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