icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科4巻1号

1949年01月発行

--------------------

先天性股關節脱臼後療法初期に於ける體操と其效果

著者: 石原佑1 高木常光1

所属機関: 1東京警察病院整形外科

ページ範囲:P.20 - P.24

文献概要

緒言
 先天性股關節脱臼(以後先天股脱と呼稱する)の後療法に就てわ古來多くの詳細な記載がある。一方整形外科疾患中最も重要な對象であるばかりでなく,其患者數わ依然として多く且全國的であつて,整形外科專門家の手にのみ集中する事が困難な状況にある。此兩者の綜合わ勢い成書に準據した治療法と多少の經驗から來る千差萬別の治療法が現在行われて居るという結果が生じて居る状態である。其等の療法がはたして適切であるか否か些か疑問がある。
 而も今日尚整形外科専門家間に於ても,該疾患の發生論から治療に至る迄研究の餘地を多分に認め各々探究中の状態である。著者等も年來該疾患に對して再檢討の要を痛感しつつ各方面から考察を下して居るが,共保存的療法に就て次の二點に就き些か卑見を有し,此處に多數の症例から共爰當性を確信するに至つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら