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自律神経人爲的變調時に於ける末梢血行の態度—1. 交感神経遮断肢について
著者: 天瀨文藏1
所属機関: 1濟生會大阪府吹田病院外科
ページ範囲:P.534 - P.537
文献購入ページに移動交感神経遮断は星状神経節(Stと略)以下第7胸部交感神軽節(Th7と略)までの間の任意の神経節を切除或は酒精注射し,実驗は術後久野氏法. Jue—rgensen氏法,Minor氏法により発汗測定を行い,或は酒精注射例のうちには術後一定期日の後に切除術をも行いその檢鏡的所見からも,ともにその遮断の確実であることを確認したものについて行つた. 皮膚及び皮下温測定には銅コンスタンタン單線熔接熱電対を使用し,電位差計を輪道に直列に入れ反照檢流計の零点決定法を採用した. また測定は,皮膚温がその環境に順應するまで即ち少くとも1時間以上室温に露出した後に始めて開始しく緒方1)),室温は22℃〜25℃に,測定時刻も一定にした. また環境の変化に対する反應を観察した場合は,寒冷及び暑熱動機としてそれぞれ最低-20℃及び最高+45℃までの間の種々な温度の実驗室を用い,この場合は総て測定部位のみ露出し他の身体部位は着衣の儘行つた.
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