文献詳細
文献概要
外科醫のノート
膀胱穿刺
著者: 金子榮壽1
所属機関: 1慶應義塾大學醫學部皮泌科教室
ページ範囲:P.546 - P.547
文献購入ページに移動尿道狹窄・前立腺肥大症・結石若くは異物の尿道内嵌入に因つても尿閉は起るが,尿道からのカテーテル挿入に種々便利な器械が考按され,又挿入手技に進歩の著しい現今では,膀胱穿剌を軽卒に行うことが戒められていて,泌尿科医は,その理由もなく,膀胱穿剌を行うことを恥辱とさえ考えている程である. 併し,その適應症に対しては,躊躇なく敢行すべきこと勿論である.
掲載誌情報