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文献概要
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Kummell氏法變法による直腸脱の治療
著者: 宮崎三郞1
所属機関: 1國立東京第一病院外科
ページ範囲:P.229 - P.232
文献購入ページに移動緒言
1919年Kümmellは直腸脱に對し開腹して直腸上部を岬角の部分で後腹膜を通し背桂前縱靱帶に三針を以て固定する方法を發表したが,其後も余り廣く行われるにはいらない樣である。しかし本法の變法とも言うべき方法はDurmaskin,淸水等により行われて良成績を示して居る樣である。
著者は臨時東京第一陸軍病院及國立東京第一病院に於て5〜30cmの直腸脱出を認める患者10例にKümmell氏法變法を行つたのでその所見の概要を報告する。
1919年Kümmellは直腸脱に對し開腹して直腸上部を岬角の部分で後腹膜を通し背桂前縱靱帶に三針を以て固定する方法を發表したが,其後も余り廣く行われるにはいらない樣である。しかし本法の變法とも言うべき方法はDurmaskin,淸水等により行われて良成績を示して居る樣である。
著者は臨時東京第一陸軍病院及國立東京第一病院に於て5〜30cmの直腸脱出を認める患者10例にKümmell氏法變法を行つたのでその所見の概要を報告する。
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