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肝臟膿瘍の穿による腹膜炎の2例
著者: 川內拓郞1 平田禎助1
所属機関: 1赤羽橋濟生會病院外科
ページ範囲:P.241 - P.243
文献購入ページに移動 肝臟膿瘍は稀有なる疾患ではないが,膿が多量に貯溜するときは之を人工的に排除しなければ最も危險な合併症として隣接腔,又は臟器への穿孔を生ずることがある。而もその過半數は横隔膜を穿孔して肋膜腔に破れ膿胸を形成するか,又は氣管枝に穿孔する傾向があつて,腹腔内に自潰するものは稀である。
最近肝臟膿瘍の腹腔内自潰により汎發性腹膜炎を惹起した2例を經驗したので,些か總括的觀察を試みた。
最近肝臟膿瘍の腹腔内自潰により汎發性腹膜炎を惹起した2例を經驗したので,些か總括的觀察を試みた。
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