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最近の米國外科
轉位脊椎椎間圓板の神經學的 整形外科學的及びレ線學的所見の相互關係に就て,他
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ページ範囲:P.251 - P.256
文献購入ページに移動 グラント氏及び協同研究者は脊椎椎間圓板轉位の患者に對する手術の精確な適應,最も適當な術式,一次的或は二次的脊椎結合固定法の適用の可否には相當に意見の相違があると思つている。それで著者たちは脊椎椎間圓板の手術が施された95名の患者に就て研究した。その追求調査は整形外科及び腦神經外科の職員によつて,細心に身体檢査を行うことによつて爲された。更に腰椎及び骨盤の矢状及び前頭の2方向のレ線寫眞の撮影も施された。神經學的には知覺,運動及び反射の變化に就ての檢査,下肢の萎縮或は筋力の減退の症状,疼痛の存在,脚を伸展して舉げることの能不能等が檢査された。整杉外科的には脊椎の側彎,運動制限,脊椎に副つて存在する彎縮,又は骨盤傾斜が檢査された。又凡ての患者に手術後にも背腰痛或は坐骨神經痛が遺っているか否かを問診し,最後にこの轉位脊椎椎間圓板の手術に對する患者自身の意見を聴取している。
以上の結果,患者の60%は治癒したものと見做され且つ背痛や坐骨神經痛を感ずることがなくて,日常普通の仕事に從事することが出來て居つた。又87%はこの手術の結果に全く満足して居つた。この種の外傷には患者の年齢や外傷及び職業の種類が特別に關係する樣ではなかつた。又手術の術式もその結果と深い關係がある樣には見えなかつた。
以上の結果,患者の60%は治癒したものと見做され且つ背痛や坐骨神經痛を感ずることがなくて,日常普通の仕事に從事することが出來て居つた。又87%はこの手術の結果に全く満足して居つた。この種の外傷には患者の年齢や外傷及び職業の種類が特別に關係する樣ではなかつた。又手術の術式もその結果と深い關係がある樣には見えなかつた。
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