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文献概要
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兩側肺結核に對する兩側外科的療法の経驗
著者: 中西正雄1
所属機関: 1名古屋大學桐原外科教室
ページ範囲:P.271 - P.272
文献購入ページに移動 肺結核の外科的治療法特に虚脱療法の適應は片側性硬化萎縮性で滲出性ならざるものを以て理想とするとは今世紀の初よりり不變であるが,更に他例にもある程度病變があつても限局性でない輕度の撒布竈や,廣汎でも高度に非ざるものや,小範圍の増眞性硬化竈あるも停止型なるものには適應範圍内なることを軍事保護院の要旨にもある如く,一般に認められて來たのである。然るに兩側性に同程度に存在するものは外科的療法を加うるか否かは檢討の余地も存するであろうが,近年ようやく兩側性加療にまで発達し,兩側成形術も2〜3発表されつゝある現状である。
余も亦昭和16年來肺結核に虚脱療法を施しつつあるもので,この兩側手術にも少からず關心を持ち,今日迄に少數例ではあるが經驗したので,其の一端を述べて御批判を仰ぎたい。
余も亦昭和16年來肺結核に虚脱療法を施しつつあるもので,この兩側手術にも少からず關心を持ち,今日迄に少數例ではあるが經驗したので,其の一端を述べて御批判を仰ぎたい。
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