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雑誌目次

雑誌文献

臨床外科4巻7号

1949年07月発行

雑誌目次

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内臓疼痛に就ての觀察—(1)内臓の圧痛

著者:

ページ範囲:P.326 - P.330

 今日までに内臟感覺の問題に就ては,種々の又相異る見解があるが,それ等は主として觀寒の差異によるもので,その觀察から自然に異る解釋を下す様になつているのである。基本となる臨床的及び實驗的所見が未だ論議決定されておらない限り内臓の疼痛に關する機序に就ても意見の一致はあり得ない。
 腹部疾患に起る深部疼痛の眞の位置,内臓疾患に於ける皮膚知覺過敏の存在及び分布,疼痛に關係ある場所に注射されたプロカインの効果,凡てこれ等は直接相反対する各觀察が爲された各種條件の實例として擧げ得るのである。

血漿蛋白質量

著者: 吉川春壽

ページ範囲:P.331 - P.335

 血漿蛋白質が重要な生理學的意義を持つていて,その絶對量の増減も,濃度の増減も,臨床上大切な知見を提供するものであることは古くから多くの人のみとめているところであつた。それにもかかわらず,實際にそれがはかられて,その所見が臨床的に檢討されるということはあまり行われず,ほとんど一般臨床醫家には看過されていて,特殊な研究の目的にだけ,主として動物實驗などにのみ觀察されていたことについては,いろいろの理由もあつたであろうが,そのもつとも大きな理由は測定の方法が臨床家にはとつつきにくかつたことにあつたらしい。現在では,血漿蛋白質濃度をはかるのに簡單迅速にしてしかも臨床に必要な程度に十分正確にはかる方法が考案されているので,おいおいひろく臨床方面にも用いられるようになつて來て,多くのデーターが集積しつつあることはよろこばしいことである。

余等の提唱する脾性中毒症の外科的經驗

著者: 友田正信 ,   市吉親夫

ページ範囲:P.336 - P.341

 第1章 緒言 從來バンチー氏病の獨立性に就ては尚學者の意見に一致を見ない。脾所見に就てバンチーが特有とする淋巴濾胞の纎雜化成なる所見は必しも特有なのではなくて,他疾患の場合にも見られる所であるし,假令かゝる所見が認められるにしても非常に稀なものである。アシヨツフ,ジユール等の病理學者は,バンチー氏病として記述せられている脾所見と通常肝硬變脾の所見との間には程度の差はあつても質的にバンチー氏病として特有なものはないと主張しているのは周知の處である。本症は脾の鏡檢所見の上から診斷が決定せられている疾患であるにも不拘,その所見が斷定的でない爲に,從來の學者の場合の様にこの方面のみから研究を進めていたのでは,何時迄たつても問題の解決は覺束ない。
 それで吾々は數年前より全く新しい着想の下に,脾灌流實驗に着目し,先づ脾の生理を究明し,病態生理現象を明にし,就中摘出脾の灌流實驗の結果,灌流液(又勿論脾の生理的食塩水の抽出液)に催貧血性作用と同時に肝障碍作用の兩病的作用が存し,之が本症(脾性中毒症)の場合の様に白血球減少,血小板減少を件う貧血を起し,肝では諸種の機能障碍に止まらず,更に本症肝の所見に酷似した病理組織學的病變を招致し,場合に依りては本症の場合と成立ちを同じくする可成り特有の肝硬變を迄招致すると共に,脾では赤色髄に格子状殲雜の粗大,増生,時に淋巴濾胞周邉の殲維化,中心動脈の充血等本症脾の所見に似た病變を惹起するものである事を證明し,從つてかゝる病的作用を示す物質を吾々は脾臓毒と命名し,かゝる脾臓毒の實驗的生成に成功し,本症の可成り特有な臨床的症状が該脾臓毒に因するものであつて,漫然たる症候群でないと言う事を明にし得たので,かゝる脾臓毒を有する疾患を脾性中毒症なる病名の下に,類似肝脾疾患中から分離獨立せしめたのである。而して臨床的には脾を出で,血清中に出ている催貧血性物質の有無を,患者血清を家兎に注射して行う貧血實に依りて知り得る一つの新しい臨床的診斷法を見出し,又摘脾に依りて(即脾臓毒産生母地)貧血及び肝機能の囘復して疾患の治癒することを立證し,脾性中毒症提唱の詳細な論據は日本外科學會宿題報告の折之を述べ,其後臨床と研究,第25卷9號,日本醫事新報,第1273號(昭和23年5月)等の誌上にも其の概要を述べ,近くは名古屋に於ける日本血液病學會秋季集會の折特別講演として述べているから,詳しい事は之等に讓り,本稿ではかゝる症例の外科的經驗を中心として,外科醫としての卑見を述べて見たいと思う。

大腿骨々頭骨折に就て

著者: 內藤一男

ページ範囲:P.342 - P.344

 大腿骨頸部骨折は比較的頻發し且つよく研究されているが,大腿骨々頭骨折に關しては從來あまり記載が無い。元來大腿骨々頭は非常に稠密な海綿質から構成されているのみならす,深く寛骨臼部内に保護されているため,骨頭に骨折を起すことは非常に稀であり,此の部に骨折が起る場合は普通は外傷性股關節脱臼に合併して起るものである。余は最近北陸地震に際し,福井市外森田町に京大救護班の一員として派遣中この大腿骨々頭骨折の1例に遭遇し,觀血的整復術を行つた際局所々見を直接觀察することが出來たので,ここに報告すると共に,いささか考察を加えたいと思う。

創傷治癒に關する組織學的研究—第2報 痂皮下創傷治癒の組織學的機序

著者: 日下邦夫

ページ範囲:P.345 - P.348

緒論
 余1)は第1報に於いて創傷第一期癒合の組織學的機序が顆粒白血球の分化によつて説明されることを報告し,併せて今日定説として取扱われつゝあるMarchand學説の誤謬を明瞭に指摘して置いたが,本報では痂皮下創傷治癒の機序に就いて,固有組織細胞増殖説を檢討したいと思う。

バネ股の新型

著者: 石原佑 ,   原親夫

ページ範囲:P.349 - P.353

 緒言 バネ股と稱せられるものは,文獻上その報告が餘り多くはないのであるが,實際上には割合にある疾患ではあるまいかと思われる。唯疼痛その他機能障碍が極めて輕度の治療を受けない事と,整形外科的に餘り興味を引かない爲に報告が少いと考えるべきであろう。さて從來のバネ股の報告を綜合すると,概ね二型に分ける事が出來る。即ち(1)關節外型,(2)關節型に大別せられる。此中バネ股と稱せられるものの大部分は,關節外型(1)に屬するものであつて,而もその中の大部分は大轉子の上を索状組織が突然彈力的に後方から前方に滑動すると,同時に,多少の雜音を發してバネ現象を呈するものである。此雜音が時には相當大きく,數間隔つた所からでも聽取し得る事さえある。Zur Verth等によれば,此索状組織はとりもなおさず腸脛靱帶の一部で,これが大轉子上を滑動するのであつて,股部の筋肉を緊張せしめ,或は弛緩せしめる事によつて,自由に此現象を起させ得る人があり,先天的に或は後天的に練習よつてなされると云う。斯かるバネ股は疾患と云うよりも寧ろ技工であつて何等の障碍もないのであるが,之とは別に大轉子附近に何等かの病的變化があつて起るバネ股は,患者の意志とは無關係にバネ現象が起り,且つ屡々障碍を伴う。此種のものは多くは外傷によつて惹起せられる。即ち長途歩行,疾走の反應,局部挫傷等が原因となると考えられている。斯るものに關しPupovaeは大轉位上に増大した粘膜嚢を認めたと報告し,Bayerv.Brun及びHohman等は粘液嚢ではなく多量の粗鬆結締織を見たと述べている。次にPfeifferが報告したTuber-Schnappenと稱するものがあるが,股關節を屈曲する際緊張した大臀筋下縁から坐骨結節が下方にバネ的に滑動するものであると説明している。即ち關節外型中の一種である。從て關節外型に屬するものは大轉子に關係あるものと坐骨に關係あるものとの二疾患が擧げられる。關節型(2)に屬するものではBraun・Langeによれば髀臼後縁に骨折があつて實際に骨頭が脱臼を起すのであるという。從つて此型は意志とは無關係に起り,且つ疼痛が強い。以上のバネ股は(a)股關節,(b)大轉子部,(c)坐骨結節に關係したものであるが,此他の部分に關係して發現するバネ股に關しては淺學の吾々は今日迄其報告を見ない。然るに吾々が最近經驗した症例は床上に於ても,將又手術所見(1例)に於ても,此等の何れとも等の本態を全く異にしており,而も明かにバネ股と稱すべきものであつて極めて興味あるものと認められるので敢えて玄玄に報告する。

總腸間膜症に因る腸重積症例

著者: 奧田浩三 ,   吉田三束 ,   木下公吾

ページ範囲:P.354 - P.355

緒言
 胎生時腸管は1本の管として存在し,之に腸間膜が附着したる簡單な構造を示すも,普通胎生第4ヶ月の終り頃迄には内臓形成の機轉が行われ,新生兒では既に結腸間膜の短縮が起つて上行結腸,下行結腸は後腹壁床に固定されている。然るに,胎生時の發育過程中,腸管の廻轉異常の爲,腸間膜が完成途上にその發育を停止し,或は異常發育を遂げる結果,結腸は小腸と共に一つの遊離腸間膜に附着し,盲腸及び結腸は後腹壁への固定を缺き,小腸と共に腹腔内を自由に移動する如きものを廻結總陽間膜症Mesenterium ileocolicumCommuneと稱し,盲腸部のみの固定が不完全で廻盲部が甚だしく移動性を有するものを廻盲總腸間膜症と云う。
 總腸間膜症はそれ自体重篤なる症状を現わさないが時として腸軸捻轉,腸重積等の外科的疾患を惹起する事がある。このため吾人臨牀醫家は本症に注意を拂わねばならない。

バリウムによる氣管枝壁造影法

著者: 伊藤博

ページ範囲:P.356 - P.359

緒言並に文獻的考察
 1895年Wilchelm Conrad Roentzen氏によりレントゲン線が發見せられてから醫學的方面への應用は日に進みレントゲン線の診斷學及び治療學への寄與は實に絶大なものがあります。レントゲン線の力により身体各部の詳細な構造及び機能を究めて殆んど餘す所がないと言う現状です。
 氣管及び氣管枝の造影法も亦古くから研究せられ現今既に完璧と言つても過言ではありません。即氣管内に藥物を注入して診斷又は治療の嚆矢をなしたのは1856年New YorkのH. Greenで多くの肺結核患者に藥用油を注入して治療的効果を擧げています。續いて多くの諸先輩がメントールオレーフ油扁桃油オイカプトール油を注入し治療用に使用しています。1905年Jacksonは酸化蒼鉛を氣管内に注入して始めて氣管枝の造影を試みたのに端を發して氣管枝の造影法としてヨードフオルム其他の蒼鉛劑クロロフオルム,コロイド銀沃度溶液オレーフ油,ヨードフオルム浮游液等種々の藥物を用いて研究が行われています。尚蒼鉛粉末吹込み無水酸化トリウム,オレーフ油次炭酸蒼鉛浮游液注入等が行われていますが何れも氣管鏡により藥液を流入させる爲氣管鏡の操作を充分會得しなければ行えないと言う大きな缺點があるので一般に普及せられなかつた様であります。其後リピオドール,ヨヂピン,トリウムコロイド等が發賣せられる様になつてからは操作の簡便と相俟つて一般に多く用いられる様になりました。リピオドールが始めて我國に紹介せられたのは大正15年熊野御堂によるもので堀田,村上,佐藤等は氣管枝造影法にこれを應用して立派な成績を發表しています。國産モルヨドールが發賣せられ益々この方面の研究は盛んになり完成の域に達して參りました。
 注入せられた沃度油の行方としては大部分が喀出せられ一部は肺胞内に入り肺胞から長期間内に吸收せられると言う読が一般に認められている様であります。

橈骨小頭脱臼を伴う尺骨骨折Monteggia骨折の1陳舊例

著者: 武田直衞

ページ範囲:P.360 - P.362

緒言
 monteggia(伊,1814)が初めて橈骨小頭脱臼を件う尺骨骨折の2例を報告し,Perrin(1909)が該骨折をmonteggia骨折と命名してより,ヨーロツパに於ては此の名稱が一般に用いらるゝに至つた(Huntの記載による)。米國に於ても"Monteggia fracture"の名稱の下にSpeed及びBoyd(1940)は本症の62例を集めて詳細な記載をなし,最近にはSmith及びCurry(1947)が各々其の症例を報告している。本骨折に隨伴する橈骨小頭脱臼中後方脱臼は極めて稀で,大部分は前方腔臼である。本報告も前方脱臼の定型例であるが,受傷後3ケ月半を經た不完全治療陳舊例であり,且つ再術後の經過を長期に亙り觀察し得たので,從來餘り知られていなかつたMonteggia骨折の名稱を紹介旁々茲に概略を報告する。

蛔虫性腸閉塞症に就て

著者: 坂卷良男

ページ範囲:P.363 - P.366

緒言
 人体腸内寄生虫の中最も普遍的に感染を見るものは蛔虫であつて,地球上人類の生存する處には蛔虫の寄生が見られる。殊に我が國は氣候温暖なるのみならず,其の生活状態及び食物の關係上其の寄生率頗る高く,從來の統計上よりは12%より90%の數字が擧げられて居る。
 太平洋戰爭後は更に其の寄生率は上昇を示し,現今都鄙を通じて國民の殆んど100%に寄生を見るとも謂われるに至つた。然し蛔虫が人体に寄生していても,宿主に對する障礙は殆ど見る可きものの無きこと多く,宿主は又通常殆ど健康なる生活を享樂し得るも,時に諸種の不測の災害を發生することもある。蛔虫の常在部位である小腸内に於てすら. 其の機械的刺戟乃至新陳代謝物質及び死滅虫体融解成分等の吸收による中毒現象等として,例え急性腦膜炎樣症状,原因不明の高熱,劇甚なる咳嗽發作,全身痙攣,失神,惡心,嘔吐,惡阻の増惡,異食症,慢性耳鳴,盜汗,胃痙攣樣疼痛,腸出血等種々の不定症状を惹起し,吾人醫家をして屡々誤診に陥らしめ,あたら名醫をして蛔虫は怪虫なりと歎聲を放たしむる事あるのは日常文獻に散見される處である。尚蛔虫の狹隘な間隙に逆入しようとする性向より異所的嵌入による障礙としては,中耳炎(中耳内より外聴道を經て排出,膽石樣發作(膽道内迷入),肝膿瘍,急性膵臓壞死,膀胱内迷入(尿道より排出,腹壁或は大腿膿瘍内發見,膿胸(肋膜腔内侵入),虫垂内迷入による急性虫垂炎,腸穿孔による急性腹膜炎等が擧げられる。又腸管内嵌入によつては腸閉塞症を惹起する等幾多興味ある經驗例も報告せられている。蛔虫寄生の最も高率なる我が國の現状に思い及べば,吾人は日常診療に際して常に蛔虫による上述の如き諸種の危害の起り得べきを念頭に置き機を失せず適切なる虚置を講するを要するものと思考する。余は嘗て急性腹部疾患(或は急性虫垂炎?)の診斷の下に開腹し之が蛔虫による栓寒性腸閉塞症であつた1例を經驗したので,茲に之を報告し併せて蛔虫性腸開寒症に就て聊か考察を試み度く思うものである。

米国外科

ページ範囲:P.371 - P.373

Surgery Gynecology Obsteterics
Volume 88. January, 1949. Number 1.
CONTENTS
Apoerine Tissue, Chronic Cystic Mastitis and Sweat Gland Carcinoma of the Breast. John F. Higginson, M. D., and John R. McDonald, M. D., Rochester, Minnesota.・・1
Vaginal Operations for Cystocele, Prolaose of the Uterus, and Stress Incontinence. Wilfred Shaw M. A., M. D. (Cantak.), F. R. C. S. (Eng.), F. R. C. O. G., London, England.・・11

實際の外科知識

著者: 福田保 ,   齋藤眞 ,   島田信勝 ,   綾部正大 ,   山本俊介 ,   丹野俊男 ,   靑柳安減 ,   藤田登 ,   今永一 ,   律田誠次 ,   中山恒明 ,   岩原寅猪 ,   岩永仁雄 ,   辻村秀夫 ,   盛彌壽男 ,   篠井金吾

ページ範囲:P.374 - P.375

質問
 1. 火傷の場合に人血漿(乾燥も含む)と輸血と何れを多く應用しておられますか。

會集

ページ範囲:P.382 - P.383

 東京外科集談會 478囘 昭和24.5.21.
1. Penicillinの局所療法に就て             篠原病院 峯村喜四郞
 急性化膿性疾患63例に雰刺排膿,P. 注入を行い溢時閻後の膿瘍中P. の測定を行い限局性疾患に於てはP. の全身的使用怯は不經濟であつて局所に使用す可きである審を知つた。

臨床講義

腱鞘良性黄色腫樣巨態細胞腫

著者: 齋藤眞 ,   吉田誠三

ページ範囲:P.367 - P.370

〔患者〕鈴○悦○23歳♀者護婦(17〜21歳)
 〔家族歴〕父系の祖父は肺結核にて死亡,祖母は現存68歳で健康。母系は祖父は74歳にて現存,祖母は肺結核にて死亡。父は48歳. 母は43歳にて健康。同胞は妹21歳で健康。21歳の時結婚して同年3ケ月で流産,本年4月分娩,産兒は2ケ月にて健康。要するに結核の遺傳的素質は見られますが,癌肉腫その他の遺傳的關係は認められません。

最近の米國外科

外科的感染に對する抗生物劑Bacitracinの非局所的使用成績,他

著者: ,  

ページ範囲:P.376 - P.380

 ミレネー氏及び協同研究者によれば,抗生物劑バシトラシンはBacillus subtilisのTraeey株から得たもので,過去20ヵ月間にその精製純化竝に標準確立に成功して非局所的(全身的)に使用し得る程度になったものである。それでこれに關する研究が種々の異なる病群に對して行われた。このバシトラシンは抗菌性作用として廣い有効範圍を有しているものである。
 本劑は外科的感染に對して局所的にも全身的(非局所的)にも使用し得るものである。

新医療法の解説・2

病院分院の名称は不可,他

ページ範囲:P.384 - P.384

 医療法第7條「病院を開設しようとするとき,医師及び歯科医師でないものが診療所を開設しようとする時,又は助産婦でないものが助産所を開設しようとするときは,開設地の都道府縣知事の許可を受けなければならない」により開設の許可を得た病院が他に分院を設けるに当り,その分院は病床数19以下か,病床数全く無い場合においても,これに「病院分院」の名称を附することは医療法第3條「疾病の治療(助産を含む)をなす場所であつて,病院又は診療所でないものはこれに病院,病院分院,産院,療養所,診療所,診察所,医院その他病院又は診療所に紛わしい名称を付けてはならない。
 右に牴触するから一般病理経営者は注意すべきである。

基本情報

臨床外科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1278

印刷版ISSN 0386-9857

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