icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科4巻7号

1949年07月発行

--------------------

大腿骨々頭骨折に就て

著者: 內藤一男1

所属機関: 1京都大學醫學部整形外科學教室

ページ範囲:P.342 - P.344

文献概要

 大腿骨頸部骨折は比較的頻發し且つよく研究されているが,大腿骨々頭骨折に關しては從來あまり記載が無い。元來大腿骨々頭は非常に稠密な海綿質から構成されているのみならす,深く寛骨臼部内に保護されているため,骨頭に骨折を起すことは非常に稀であり,此の部に骨折が起る場合は普通は外傷性股關節脱臼に合併して起るものである。余は最近北陸地震に際し,福井市外森田町に京大救護班の一員として派遣中この大腿骨々頭骨折の1例に遭遇し,觀血的整復術を行つた際局所々見を直接觀察することが出來たので,ここに報告すると共に,いささか考察を加えたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら