icon fsr

雑誌目次

雑誌文献

臨床外科4巻8号

1949年08月発行

雑誌目次

--------------------

横突起障碍

著者: 高山坦三

ページ範囲:P.386 - P.392

1
 脊柱は頸,胸,腰,仙の4部にわかれているが,頸胸,胸腰,腰仙の境界部は形態的にきわめて不安定で,たがいに移行しあう。すなわち数的変異をなす。なかでも腰仙部はとくに不安定であつて,腰椎化もしくは仙骨化とゆう形で,いわゆる腰仙移行椎とゆう状態になる。この腰仙移行稚をもつひとびとのある数のひとびとは,これに基ずく障碍をおこす,これが腰仙移行椎障碍である。わが國では,田中義雄教授の提唱以耒しばしばいわれているところの,いわいるリチヤード氏病なるものは,この腰仙移行椎障碍に属するものであることは,いまさらゆうまでもないところである。
 腰仙移行雄の大半は仙骨化であつて,腰椎化は,前者に比較して,非常に少い。したがつて腰仙移行椎といえば,まづ仙骨化と考えて大きな誤りではない。したがつて腰仙移行椎障碍の大半は仙骨化障碍である--いわゆるリチヤード氏病は,この仙骨化障碍である。

ショックの代謝方面

著者: 澁澤喜守雄

ページ範囲:P.393 - P.400

 1.
 ここではWiggersにしたがつてショックとは生活諸機能のはげしく減弱した状態であるが,その基礎をなすものは有効循環血量の減少,血圧の降下であつて,しかもこの循環障碍は進行性であり,ついにいわゆる不可逆状態に達するものであるというように解した。この意味におけるショックの一類型としてのいわゆる二次的ショックがこの主な対象であるが,それは末梢原性におこる非反射性進行性のショックと見られるであろう。

手術適應の檢討という点からみた肺癌の腦轉位症例

著者: 工藤達之

ページ範囲:P.401 - P.402

 診断技術の進歩した現在では脳の腫瘍はそう珍らしい疾患ではない。脳及びその被膜から発生する固有の脳腫瘍のほかに他体部の惡性腫瘍の轉移を見る場合も屡々で,有名なCushing-Baileyの2023例の脳腫瘍統計では85例,4.2%,Geffersonの1000例の統計では20例2%に過ぎないが我國ではも少し多くなるのでばないかという感じがする。我々の取扱う中年以上の脳腫瘍に擬せられた患者に就ては我教室では必ず神経学的な検査と併行して脳以外の臓器の檢査を充分行つて轉移による腫瘍の除外に努力しているが,それでも時に原発巣の発見に失敗を繰返えしている。此樣な症例の一つを取あげて檢討し自ら戒心の一資料としたい。

Banti氏病なる診斷に對する反省

著者: 光野孝雄

ページ範囲:P.403 - P.405

 Bantiが巨脾症兼肝硬変なる一疾患を独立疾患として初めて発表記載したのは1894年で,其の後本症はBanti氏病と呼ばれる樣になつた。本症は現在欧米に於ては極めて稀な疾患とせられ,Banti氏病なる診断を附する者は殆どないのに反し,独り我國に於ては相当の報告があり,且つ余等も從来屡々本病名の診断を附けていた。然し最近教室に於ける嚴密批判的な余の病理組織学的檢索の結果,Bantiの記載に全く則應すべきものは欧米と同樣日本に於ても亦稀有の疾患であることを思わしめる樣になつた。即ち,從耒日本に於けるBanti氏病なる診断は科学的に根拠の少いものであつたものと推定せられるので,從耒の如く無雜作にかゝる診断を附することに対して余等等しく反省すべきものと思惟し,浅才敢えて一文を草した次第で,諸賢の御賛同を得れば幸甚と考えうるものである。
 先づBantiが記載したRanti氏病理の大要を述べると,「脾臟では脾髄に其の主な変化,即ちFibroadenieが見られる。赤色髄のFibroadenieは広汎且つ瀰蔓性にあるが,淋巴濾胞では同一脾でも正常のもの,軽度変化のもの,更にFidroa—denieになつたもの等各種の段階のものがあり,濾胞のFibroadenieは動脈周辺より起り,肝臟は第2,第3期に至ればLaennec氏萎縮性肝硬変症と同じ変化を示して耒る」とある。

腸重積症の非観血的療法に就て

著者: 峯村喜四郞

ページ範囲:P.406 - P.409

緒言
 腸重積は小兒に於ける内臓外科の重要な疾患で全腸閉塞症の約30%を占め好んで若年者に起り,特に半歳乃至1年の年齢層に多い。
 小兒の腸重積症は大部分は廻盲部重積である。本症の経過は急激で,早期に診断を下して適切な治療を施すか否かに依つて予後が決定される。然し時には重積腸管が自然に解脱したり或は嵌頓腸管が壞疽に陥つて自然に脱落して,肛門より排出されて治癒することもあるが之等は極めて稀である。水症の治療に就て從耒から観血的療法或は非観血的療法が主張され種々論議されておるが,吾々はナルコポン・アトロピン(以下「ナル・アト」と略記する)を注射して其の後に高圧浣腸を行う非観血的療法で,本症の21例を治療して概ね満足すべき成績を得たので,茲に報告して皆樣の御追試並に御批判を御願いしたい。

稀有なるアメーバ性潰瘍性孤在性結腸腫瘤に就て

著者: 丹野與三太 ,   高橋吉郞

ページ範囲:P.410 - P.412

緒言
 今次戰爭に際して南方及び大陸に應召した將士中,アメーバ性赤痢に罹患したものは実に莫大なる數にのぼるものと想像せられる。また本疾患を直接及び間接の原因として倒れた患者の剖檢例も夥しい數に達することも想像に難くなく,其等に就ての貴重な研究も將耒多數発表せられることと期待される。而しながら現在終戰以耒混沌とした世相を反影して,此の方面に幾多新知見のあるであろう業績も発表機関が少なくて徒に埋れており,現在我々が知ることの出耒ぬのは実に遺憾である。余等が以下述べることも將耒は何等珍らしくもない症例となるかも知れぬが,少なくとも現在に於ては稀有なることと思われるので禿筆を呵して報告する。
 從耒はアメーバ病原虫による單独の明確な腸壁の腫瘤形成は極めて稀であるとされておつた。余等は最近に腸間膜腫瘍と診断して開腹したところ,そうではなくて横行結腸脾屈曲部に於る肉腫を想わしめる結腸腫瘍を得たので診断確定の必要から該腫瘍摘出標本に就て新潟医科大学病理学教室に病理組織学的檢査を依嘱したところ,以外にも該腫瘍は肉腫に非ずしてアメーバ原虫に因る腫瘍状に肥厚した炎衝性結締織性腫瘤の形成であることが判明したので以下概略を述べる。

蛔虫と外科的疾患

著者: 香川香三郞 ,   渡邊十一郞

ページ範囲:P.413 - P.414

緒言
 近時蛔虫の蔓延は実に驚ろく許りで外科的蛔虫症も又非常に多い。直接に間接に外科的の疾患を惹起する場合もあれば單純なる合併症である場合もある。又手術後に合併症として影響を及ぼす樣な事もある。その結果として診断の困難な場合があり,診断を遅延せしめて手術の時期を失せしめる樣な事や折角の手術が無駄になつたり,治療期間が長引いたりする。
 蛔虫の危害は濃厚感染も勿論乍ら一條といえどもその貴重臟器内への異所的迷入の爲に寄生主の生命に関する樣な場合を発耒する。而して最近の如き蛔虫の蔓延率と藥物の不足に依つて完全駆虫は至難となり,蛔虫に誘発せられる外科的疾患が又多くなるのである。

腸内寄生虫を伴う腸管蜂窠織炎

著者: 高山祿郞

ページ範囲:P.415 - P.417

緒言
 腸管蜂窠織炎は比較的稀な疾患として報告されているが,特に其の威因に関しては尚お諸説区々であつて,定説を見ない所である。一方今次大戰以耒我が國に於ては腸内寄生虫殊に蛔虫の蔓延甚しく,日常の外科臨床に於ても多數此樣な外科的蛔虫症が取扱われているが,余は最近腸内寄生虫に起因すると推定される腸管蜂窠織炎の症例を経驗したので茲に報告する次第である。

胆道内蛔虫迷入症の手術所見に就て

著者: 槇哲夫 ,   大內淸雄

ページ範囲:P.418 - P.421

緒言
 胆道内蛔虫迷入症は是迄上腹部疼痛を訴える各種疾患と混同され,その臨床的意義もあいまいの中に看過されて耒たことは既に槇1,2)の指摘せる所であるが,其の手術時観察に於ても,これ迄不徹底の憾みが無いでもなかつた。斯る意味に於て今,比較的多数例を纒め得た余等の経驗例に就いて手術時所見を申し述べ,本症に就て考慮を拂い直すことは無意味ではない。余等が秋田女子医専から縣立病院にまたがる過去約3年間に経驗せる本症の手術例は合計42例であるが,便宜上之等を3群,即ち胆道内に蛔虫のみを認めた27例をA群,胆石と蛔虫を合併して見られた4例をB群,又手術時胆道内に蛔虫は認められなかつたが既往歴,症状及び手術所見等より蛔虫迷入による変化と断定された11例をC群に分ちて記述する。

上腸間膜動脈閉塞の1例

著者: 山本幹一

ページ範囲:P.422 - P.424

 腸間膜血管閉塞症は1847年ウィルヒヨウの報告に初まり,吾國に於ては1913年藤井氏の報告を嚆矢とするも,爾耒30例に過ぎず極めて稀なものなり。たまたま余等は心弁膜障碍を有する患者に起つた上腸間膜血管領域の腸管壊死を経驗したので,ここに大要を発表し大方の御批判を仰ぎたいと思う。

非穿孔性胆汁性腹膜炎の1例

著者: 白松三省

ページ範囲:P.425 - P.428

緒言
 腹腔内に滲出せる胆汁に由りて惹起さるる胆汁性腹膜炎は,その腹膜炎の穿孔性たると,非穿孔性たるとを問わず,経過のまことに急速にして重篤なることは敢て余の説くまでもない。之に反して解剖学的関係により,急劇なる症状を呈する事なく,剖檢により初めて発見される樣な場合のある事も既に諸家の認むる処である。殊に非穿孔性胆汁性腹膜炎に関しては,1910年Clairmont u. Haberer両氏に依りて初めて提唱されたるも,その後,報告例に乏しく,その成立機轉に就ても未だ確たる定説を欠くが如き現況にあつて,その治療上,又予後の上から甚だ愼重なるべきと共に,興味深きものであると信ずる。余は最近何等の誘発的原因を有せざる強壮男子に於て,まことに急劇に,然も胃穿孔を疑わしめた患者に,開腹術を施行せるも遂に不幸なる轉帰をとりし胆汁性腹膜炎の,肉眼的には勿論,病理細織学的にも穿孔を認めざりし1例を経驗したるにより,敢て諸家の驥尾に附して報告する次第である。

集会

ページ範囲:P.440 - P.440

◇東海外科集談会 23回(前号より続く)
13. 右上膵骨投球骨折の1例 山本 菊地武德
14. 軟骨腫と誤まられたる肋骨カリェスの1例 堀内 正 前野 裕子 杉原 陽子

新医療法の解説・3

保險指定医の案内廣告

ページ範囲:P.409 - P.409

社会保險指定医,性病指定医,優生保護法指定医,労働補償法指定医等,近耒各法に基く指定医又は病院(診療所)が多く,これが一般大衆に徹底せしめるためには,新聞に案内広告を掲載することが最も良い方法であるが,これは昨年12月6日附で厚生省医務局長の通牒にても明らかであるように,医療法第39條第3項の広告,即ち
 3. 病院又は診療所の名称,電話番号及び所在の場所を表示する事項

新医療法の解説・4

病院勤務の看護婦定員と宿直

ページ範囲:P.412 - P.412

 医療法施行規則第19條第1項第3号には,病院に於て看護婦は,入院患者4人又はその端数毎に1人及び診療科別に外耒患者30人又はその端数毎に1人,但し産婦人科若しくは産科においては,その3分の1以上は助産婦でなければならない。と規定してあるが,看護婦は入院患者4人又はその端数毎に1人の規定は,労働基準法の労働時間との関係もあつて,入院患者4人に常時看護婦1人を必要とするか,又は看護婦実人員1人と解釈すべきか,次のような見解について福岡縣知事をら厚生省へ伺いを立てた。
 1. 労働基準法の労働時間の規定が,三交代制等を考える場合,看護嬬は入院患者4入に対して常時1人と解すれば,入院患者4人に対して看護婦3人となり,実人員としては入院患者4人に看護婦3人と解釈される。

新医療法の解説・5

死亡診断書作成の例外

ページ範囲:P.428 - P.428

医師法第20條
 医師は自ら診察しないで治療をし若しくは診断書若しくは処方せんを交付し,自ら出産に立ち会わないで出産証明若しくは死産証明を交付し又は自ら檢察をしないで檢察書を交付してはならない。但し診療中の患者が受診後24時間以内に死亡した場合に交付する死亡診断書についてはこの限りでない。右の但し書きについて誤解されている点があるので,厚生省では左のように解釈し,医師に対し周知徹底方を特に要望している。

桐原教授の思い出

桐原教授御在職中の業績

著者: 中西正雄

ページ範囲:P.429 - P.430

 桐原教授長逝されてすでに2カ月こゝに追悼集談会の開かれるに当り故教授の御在職中の業績を一括御報告しますが広範囲に亘りかつ数多きため短期間の調査では正鵠を期し難く貴重な論文の脱落もあるかもわからないが予め御諒承を願つておきます。
 教授の主論文は大正12年2月発表になつた「人類血液の同種血球凝集反應」であります。御赴任以耒も続いて血液持に血型の問題に精進され「人血型の遺傳及び其の遺傳仮説に対する批判」を昭和2年に「朝鮮支那,沖繩,台湾各地の住民の血型を親しく調査されその足跡は支那大陸に迄及び其等各地の血型分布状況を昭和3年に発表され,又「血液型の人類医学上の價値」を昭和4年に報告されて人類学上又人種移動の上よりも地方的分布状態が價値あることを指摘されたのでした。

東京時代の教授

著者: 田中義雄

ページ範囲:P.430 - P.430

 東海外科集談会の三つの「かなえ」の一つである然も日本的外科医の桐原教授を失つた事に誠に愛惜の念に堪えない。
 私は35年前,大正3年12月24日大学卒業後,近藤外科に入つた。その翌年齊藤,桐原君等4名が入局して耒た。桐原君は教授の命により整形外科でギブスの実習を修め,以後教授のお相手は何時も桐原でなければならなかつた。も一つ桐原君でなくては,つとまらない役目があつた。それは近藤先生の胃鏡檢査の時の患者の頭持ちという,つらい役目であつた。これは桐原君もいつもこぼしておられたが,このつらい経驗から後に軟式胃鏡を用いられるようになつたと思われる。

米国外科

米国外科

ページ範囲:P.432 - P.433

THE AMERICAN JOURNAL OF SURGERY
 Vol. 77. No. 3. March 1949.
Editorial.
Carcinoma of the Lung. Adrian Lambert.

最近の米國外科

側頸部に部位迷錯した甲状腺腫瘍の本態,他

著者: ,  

ページ範囲:P.434 - P.439

 ワラン及びフエルドマンの両氏は頸部の外側部に見られる甲状腺組織の腫瘍に関して,3つの可能性が考慮されるとしている。即ち(1)この側頸部の甲状腺腫瘍は胎生時の発生学的欠陥で本耒の甲状腺から分離したものより発生し且つその大多数の症例では,その腫瘍は本耒の甲状腺に轉移を生ずる場合,(2)本耒の甲状腺及び部位迷錯甲状腺の腫瘍で,胎生時の遺残物が單純型多中心性新生物となつているもの,(3)更に時として甲状腺の早期轉移で’本耒の甲状腺自身の腫瘍は未だ明瞭にならない前に臨床的に既に茲に腫瘍が現れて耒る場合,である。
 この論文の目的は,これ等の腫瘍の発育現象に関係して,その発生原因が何れの型の発現であるか,それを決定することなのである。そのため著者たちはNew England Deaconess Hospitalの研究室で19年間に受け取つた凡ての側頸部部位迷錯甲状腺腫瘍を調査した。

総會傍聽記

第49囘外科学会総会傍聽記

ページ範囲:P.441 - P.443

 一旦東京で開催と決つていた総会が柳会長の熱心な運動で始めて北海道札幌で開かれる事になつた。会場は市内松竹座,收容人員は2000に近い。会員は海を渡つて折柄アカシヤの花の散りしきる札幌に集つて耒た。之に道内の医家の傍聽する者も加わつて3日に亘つて会場は満員の盛況であつた。柳会長の努力もさることながら会員の熱意は誠に御同慶の到りである。
 さて7月1日より毎朝8時半から概ね6時迄終始熱心な演説と討論が繰返えされたが会長の整理よろしきを得て順調整然とし運営され,折柄北海道最初の暑からず寒からずの気候に惠まれて,演題60,追加演題56,が少しもだれを見せずに3日無事終了した。

基本情報

臨床外科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1278

印刷版ISSN 0386-9857

雑誌購入ページに移動

バックナンバー

78巻13号(2023年12月発行)

特集 ハイボリュームセンターのオペ記事《消化管癌編》

78巻12号(2023年11月発行)

特集 胃癌に対するconversion surgery—Stage Ⅳでも治したい!

78巻11号(2023年10月発行)

増刊号 —消化器・一般外科—研修医・専攻医サバイバルブック—術者として経験すべき手技のすべて

78巻10号(2023年10月発行)

特集 肝胆膵外科 高度技能専門医をめざせ!

78巻9号(2023年9月発行)

特集 見てわかる! 下部消化管手術における最適な剝離層

78巻8号(2023年8月発行)

特集 ロボット手術新時代!—極めよう食道癌・胃癌・大腸癌手術

78巻7号(2023年7月発行)

特集 術後急変!—予知・早期発見のベストプラクティス

78巻6号(2023年6月発行)

特集 消化管手術での“困難例”対処法—こんなとき,どうする?

78巻5号(2023年5月発行)

特集 術後QOLを重視した胃癌手術と再建法

78巻4号(2023年4月発行)

総特集 腹壁ヘルニア修復術の新潮流—瘢痕ヘルニア・臍ヘルニア・白線ヘルニア

78巻3号(2023年3月発行)

特集 進化する肝臓外科—高難度腹腔鏡下手術からロボット支援下手術の導入まで

78巻2号(2023年2月発行)

特集 最新医療機器・材料を使いこなす

78巻1号(2023年1月発行)

特集 外科医が知っておくべき! 免疫チェックポイント阻害薬

icon up
あなたは医療従事者ですか?