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文献概要
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ショックの代謝方面
著者: 澁澤喜守雄1
所属機関: 1東京大學醫學部福田外科教室
ページ範囲:P.393 - P.400
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ここではWiggersにしたがつてショックとは生活諸機能のはげしく減弱した状態であるが,その基礎をなすものは有効循環血量の減少,血圧の降下であつて,しかもこの循環障碍は進行性であり,ついにいわゆる不可逆状態に達するものであるというように解した。この意味におけるショックの一類型としてのいわゆる二次的ショックがこの主な対象であるが,それは末梢原性におこる非反射性進行性のショックと見られるであろう。
ここではWiggersにしたがつてショックとは生活諸機能のはげしく減弱した状態であるが,その基礎をなすものは有効循環血量の減少,血圧の降下であつて,しかもこの循環障碍は進行性であり,ついにいわゆる不可逆状態に達するものであるというように解した。この意味におけるショックの一類型としてのいわゆる二次的ショックがこの主な対象であるが,それは末梢原性におこる非反射性進行性のショックと見られるであろう。
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