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文献詳細

雑誌文献

臨床外科4巻8号

1949年08月発行

文献概要

最近の米國外科

側頸部に部位迷錯した甲状腺腫瘍の本態,他

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所属機関:

ページ範囲:P.434 - P.439

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 ワラン及びフエルドマンの両氏は頸部の外側部に見られる甲状腺組織の腫瘍に関して,3つの可能性が考慮されるとしている。即ち(1)この側頸部の甲状腺腫瘍は胎生時の発生学的欠陥で本耒の甲状腺から分離したものより発生し且つその大多数の症例では,その腫瘍は本耒の甲状腺に轉移を生ずる場合,(2)本耒の甲状腺及び部位迷錯甲状腺の腫瘍で,胎生時の遺残物が單純型多中心性新生物となつているもの,(3)更に時として甲状腺の早期轉移で’本耒の甲状腺自身の腫瘍は未だ明瞭にならない前に臨床的に既に茲に腫瘍が現れて耒る場合,である。
 この論文の目的は,これ等の腫瘍の発育現象に関係して,その発生原因が何れの型の発現であるか,それを決定することなのである。そのため著者たちはNew England Deaconess Hospitalの研究室で19年間に受け取つた凡ての側頸部部位迷錯甲状腺腫瘍を調査した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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