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文献詳細

雑誌文献

臨床外科4巻9号

1949年09月発行

文献概要

麻醉

胃手術に於ける無痛法

著者: 大井實1

所属機関: 1東京慈惠會醫大

ページ範囲:P.452 - P.457

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 手術における無痛法は広い意味での術前・中・後処置であり,かつ他の処置法の援助によつてその充分なる効果が期待できる. 次にいかなる部位の手術に当つても無痛法全般にわたる智識を前提として無痛法が選ばれる. 從つて胃手術における無痛法のみを切り離して述べることは不可能であるが,一應その線に沿つて述べてみる. 便宜上,現在の私が胃手術に際して原則としていかなる無痛法を採用しているかをまず述べてみよう.
1) 手術前夜(胃洗滌後に)に睡眠剤経口的投與(ふつうはバルビタール酸誘導体0.5グラム)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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