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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻1号

1985年01月発行

文献概要

特集 最近の経腸栄養法と外科

実施法—器具,器械および投与法

著者: 遠藤昌夫1 松井淳一1 棚橋達一郎1 羽金和彦1 勝俣慶三1 阿部令彦1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.33 - P.41

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 成分栄養法の導入を契機に外科領域における経腸栄養法が再び注目され,経腸的高カロリー栄養法という領域の確立にまで発展した.各種の新しい栄養剤の開発と共に,その投与法にも多くの改良が加えられている.本稿では与えられたテーマに従い,完全経腸栄養法における栄養剤の投与経路,投与法およびその管理を実施するために開発された経腸栄養用の器具,器械について解説を試みた.
 栄養剤の投与経路における特徴は,経鼻十二指腸あるいは空腸内投与法の普及であり,そのための各種のチューブが工夫されている.栄養投与のための消化管瘻の造設では,tube jejunostomyが賞用されるようになつた.また栄養剤の注入システムの管理は静脈内輸液管理法に近づいており,より正確な注入法が可能になつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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