icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻1号

1985年01月発行

文献概要

臨床研究

大腸絨毛腫瘍の臨床病理学的特徴と治療法について

著者: 金光泰石1 松本幸三1 鈴村和義1 石井俊昭1 加藤健一1 成瀬隆吉1 小池明彦1 山本貞博1

所属機関: 1愛知医科大学第1外科

ページ範囲:P.105 - P.110

文献購入ページに移動
はじめに
 大腸の絨毛腫瘍は絨毛状増殖像を肉眼的,組織学的特徴とし,高い癌化率をはじめ種々の臨床,病理学的所見を呈する腫瘍として注目されている1-3)
 本腫瘍は通常みられる大腸腺腫と異なり,高齢者に多く,癌化率が高く,腫瘍は大きく無茎性で,直腸に好発する特徴がある.また腫瘍の粘液分泌能も高く,時に水分電解質異常を主とする特異なdepletion syndrome4)を来たすこともある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?