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臨床研究
大腸絨毛腫瘍の臨床病理学的特徴と治療法について
著者: 金光泰石1 松本幸三1 鈴村和義1 石井俊昭1 加藤健一1 成瀬隆吉1 小池明彦1 山本貞博1
所属機関: 1愛知医科大学第1外科
ページ範囲:P.105 - P.110
文献購入ページに移動大腸の絨毛腫瘍は絨毛状増殖像を肉眼的,組織学的特徴とし,高い癌化率をはじめ種々の臨床,病理学的所見を呈する腫瘍として注目されている1-3).
本腫瘍は通常みられる大腸腺腫と異なり,高齢者に多く,癌化率が高く,腫瘍は大きく無茎性で,直腸に好発する特徴がある.また腫瘍の粘液分泌能も高く,時に水分電解質異常を主とする特異なdepletion syndrome4)を来たすこともある.
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