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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻1号

1985年01月発行

臨床報告

急性淋菌性汎発性腹膜炎の1例

著者: 一戸兵部1 吉岡岑生1 星信1 石川惟愛1

所属機関: 1重症疾患研究所厚生病院外科

ページ範囲:P.137 - P.141

文献概要

はじめに
 淋菌感染症(淋疾)は,性産業の隆盛と性道徳の乱れと共に増加傾向を示し,化学療法の発達した今日でも稀であつても,汎発性腹膜炎の症例を経験する.最近,激しい水様性下痢,腹痛,発熱,ショック状態で,おんぶされて来院し,急性腹膜炎の診断で開腹し,腹腔に存在する膿の塗抹染色検鏡検査で,多核白血球内に存在するグラム陰性双球菌像を見いだしたため,急性淋菌性汎発性腹膜炎と診断し,加療治癒した症例を経験したので,文献と共に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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