文献詳細
臨床報告
文献概要
はじめに
淋菌感染症(淋疾)は,性産業の隆盛と性道徳の乱れと共に増加傾向を示し,化学療法の発達した今日でも稀であつても,汎発性腹膜炎の症例を経験する.最近,激しい水様性下痢,腹痛,発熱,ショック状態で,おんぶされて来院し,急性腹膜炎の診断で開腹し,腹腔に存在する膿の塗抹染色検鏡検査で,多核白血球内に存在するグラム陰性双球菌像を見いだしたため,急性淋菌性汎発性腹膜炎と診断し,加療治癒した症例を経験したので,文献と共に報告する.
淋菌感染症(淋疾)は,性産業の隆盛と性道徳の乱れと共に増加傾向を示し,化学療法の発達した今日でも稀であつても,汎発性腹膜炎の症例を経験する.最近,激しい水様性下痢,腹痛,発熱,ショック状態で,おんぶされて来院し,急性腹膜炎の診断で開腹し,腹腔に存在する膿の塗抹染色検鏡検査で,多核白血球内に存在するグラム陰性双球菌像を見いだしたため,急性淋菌性汎発性腹膜炎と診断し,加療治癒した症例を経験したので,文献と共に報告する.
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