icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻1号

1985年01月発行

臨床報告

胃癌手術後のヘルペス脳炎の1治験例

著者: 岩下俊光12 松尾嘉彦3 斉藤裕次3 江里口健次郎12

所属機関: 1愛媛県立中央病院外科 2現 千早病院外科 3愛媛大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.149 - P.151

文献概要

はじめに
 ヘルペス脳炎は,ウィルス脳炎のうちで頻度が高く,死亡率も高いが,早期に診断して治療すれば,著しく死亡率を下げうることが明らかにされている1,2)
 今回,われわれは,胃癌根治手術術後に発症し,早期にヘルペス脳炎を疑い,アデニン・アラビノシド(adenine arabinoside,以下Ara-Aと略す)を投与し何らの後遺症もなく治癒させた1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら