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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻10号

1985年09月発行

文献概要

特集 症例による急性腹症の画像診断

腸重積

著者: 登政和1 樋口和彦1 吉沢熙2 中原利郎3

所属機関: 1旭中央病院外科 2旭中央病院内科(内視鏡室) 3旭中央病院小児科

ページ範囲:P.1196 - P.1198

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症例
 患者 1歳7ヵ月男子. 1ヵ月前より感冒様症状(咳漱,鼻汁など)があり,近医受診内服を受けたが完治しないままであつた.来院当rl午前中から不機嫌になり,顔色がわるく,腹痛,食欲の低下があつた.しかし吐気,嘔吐はなかつた,近医を受診帰宅後,グリセリン涜腸を施行したところ,苺ゼリー状の粘血便の排泄が見られ,近医を再受診,腸重積の疑いで当院に紹介された.
 現症 来院時,発熱,四肢冷感チアノーゼ,脱水はなく,全身状態は比較的良好であつた.腹満はなく,右上腹部に腫瘤らしきものを触知した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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