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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻10号

1985年09月発行

文献概要

臨床報告

1年以上生存中の甲状腺未分化癌の1例

著者: 相吉悠治1 牛尾浩樹1 植野映1 添田周吾1 藤本吉秀2 金沢暁太郎3 佐久間秀夫4

所属機関: 1筑波大学臨床医学系外科 2東京女子医科大学内分泌外科 3自治医科大学消化器一般外科 4筑波大学基礎医学系病理

ページ範囲:P.1299 - P.1303

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はじめに
 甲状腺未分化癌は,その発生頻度は低いが一度発症すると治療は困難を極め,1年以内にその大多数が死亡し,5年生存率はほとんど0といつた疾患である1)
 われわれの施設では甲状腺未分化癌症例に対して放射線療法,化学療法,手術療法を組合せた積極的な治療を行つている.治療成績は決して満足すべきでないが,2例の1年以上生存例を得ており,その内の4年半を経過し再発なく生存している1例を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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