icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻11号

1985年10月発行

文献概要

特集 消化器外科医のための血管外科手技

血管合併切除と再建のコツ—腸間膜動脈

著者: 上山武史1 富川正樹1 永井晃1 山本恵一1

所属機関: 1富山医科薬科大学第1外科

ページ範囲:P.1345 - P.1350

文献購入ページに移動
 上・下腸間膜動脈の解剖学的特徴より種々の血行再建法を述べた.上腸間膜動脈に対しては自家静脈を用いた腎下部大動脈とのバイパス作製法を,下腸間膜動脈再建は腹部大動脈あるいは人工血管への直接縫合法を記述した.
 血管合併切除などにより広範囲に腸管が虚血に陥つても,腸管は静脈うつ血がなければ比較的虚血に強いため,冷静に再建すれば成功しうる点を強調した.このさい24時間以内の再開腹も大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?