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臨床報告
乳房切断術後リンパ管肉腫—自験2例及び本邦報告例の検討
著者: 宮内正之1 村上裕哉1 竹田伸1 笠井保志1 鈴木祐一1 久保田洌1 後藤裕巳1 加藤泰1 小池重義1 吉川泰生2
所属機関: 1市立四日市病院外科 2市立四日市病院整形外科
ページ範囲:P.1439 - P.1444
文献購入ページに移動Postmastectomy lymphangiosarcomaは,乳房切断術後に慢性浮腫をきたした上肢に発生する肉腫で,きわめて予後不良の疾患である.1948年,Stewart & Tre—vesがこの6例を初めて記載して以来1),欧米では多数の報告がなされているが,本邦報告例は数少なく,私共の調べ得た範囲では,13例が報告されているにすぎない.
最近,我々は本疾患を2例経験したので,本邦報告例とあわせ,文献的検討を試みた.
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