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文献抄録
腹部大動脈再建術後に合併する虚血性大腸炎
著者: 岩田憲治1
所属機関: 1慶応大学医学部外科
ページ範囲:P.1534 - P.1534
文献購入ページに移動 左側結腸の虚血は,腹部大動脈再建術後のまれな合併症であるが,死亡率は高く,75%で,大動脈術後死亡の約1/4を占める.この病態を理解するために共同研究を行つた.
対照 全デンマークの血管外科施設での1975年〜1981年までの腹部大動脈再建術3,092例中,虚血性大腸炎は23例,うち17例が全層壊死,6例が粘膜壊死であつた.年齢は53〜76歳,平均67歳,男女比1:2,全例血管造影と術中精査で,腸間膜動脈内腸骨動脈の開存を確認した.基礎疾患は大動脈腸骨動脈閉塞例12例,大動脈瘤11例(うち破裂性7例)の計23例である.
対照 全デンマークの血管外科施設での1975年〜1981年までの腹部大動脈再建術3,092例中,虚血性大腸炎は23例,うち17例が全層壊死,6例が粘膜壊死であつた.年齢は53〜76歳,平均67歳,男女比1:2,全例血管造影と術中精査で,腸間膜動脈内腸骨動脈の開存を確認した.基礎疾患は大動脈腸骨動脈閉塞例12例,大動脈瘤11例(うち破裂性7例)の計23例である.
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