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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻12号

1985年11月発行

講座 腫瘍マーカー—適応と限界・7

消化器内分泌腫瘍

著者: 黒田慧1 森岡恭彦1 豊島宏2

所属機関: 1東京大学医学部第1外科 2日赤医療センター消化器外科

ページ範囲:P.1545 - P.1549

文献概要

はじめに
 消化器内分泌腫瘍は複数のホルモンを産生するmix—ed cell typeが多い.その多くはホルモン過剰症状を示さない無症候性腫瘍にとどまるが,一部は産生ホルモン中,生物学的活性の強いホルモン(原因ホルモン)の作用によつて特有の臨床症候(図1)を呈する(症候性腫瘍と呼ばれる).
 無症候性,症候性を問わず,腫瘤が産生するホルモンは,腫瘍の存在や手術後腫瘍遺残の有無,腫瘍再発を示す最も有用なmarkerとなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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