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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻12号

1985年11月発行

文献概要

臨床報告

中結腸動脈瘤破裂の2例—報告例の集計と文献的考察

著者: 宮地正彦1 蜂須賀喜多男1 山口晃弘1 広瀬省吾1 深田伸二1 鈴木雄彦2

所属機関: 1大垣市民病院外科 2犬山中央病院外科

ページ範囲:P.1601 - P.1607

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はじめに
 腹部内臓血管動脈瘤は稀な疾患であるが,動脈撮影の技術の進歩とともに,その報告例は増加してきている1).しかしながら,そのほとんどは臨床症状を伴わないために術前診断は難しく,動脈瘤破裂により発症し,急性腹症として開腹され,本疾患と診断されることが多い.われわれは腹部内臓血管動脈瘤の中でもとくに稀な中結腸動脈瘤の破裂による腹腔内出血をきたした2症例を経験したので文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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