icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻13号

1985年12月発行

文献概要

プラクティカル チューブオロジー・1【新連載】

動脈内カテーテルを閉塞させないコツ,再開通させるコツ

著者: 長谷川博1

所属機関: 1国立がんセンター外科

ページ範囲:P.1682 - P.1683

文献購入ページに移動
はじめに
 日常臨床のカテーテルの扱いのうちで,いわゆる動脈カテーテルのトラブルは最も頻度のたかいものの一つであろう.そして一見合理的にみえる動脈カテーテル経由の治療が,じつは意外に永続せず評判も悪いのもこのトラブルによることが多い.嘘のように思われるかもしれないが,プラスチック製の24Gの動脈カテーテルを体表から50cmも挿入して数週間留置しても,「詰まつたために使いものにならない」という事態は決して起こらない.これはチューブ扱いのノウ・ハウを知つているか,否かにかかつている.ましてや,外径1mmのテフロン管(クロノフューザーに接続されて使われている紫がかつた白い肉厚管)は,詰まつたために使いものにならないということはあり得ないといつても過言ではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?