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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻13号

1985年12月発行

文献概要

外科系研究会推薦論文 第4回腹部救急診療研究会から

重度腹部外傷の診断と治療

著者: 大塚敏文1 益子邦洋1 小関一英1 須崎紳一郎1

所属機関: 1日本医科大学救急医学科

ページ範囲:P.1733 - P.1738

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はじめに
 腹部外傷は病態として肝,脾など実質臓器損傷あるいは腹腔内血管損傷による腹腔内出血と管腔臓器損傷に伴う急性腹膜炎に大別できる.しかし臨床的には多発外傷として来院する症例も多く,意識障害,呼吸不全や他部位の出血などで,腹部外傷としての特有な症状が表面に現われず,その診断や治療に当惑する場合も少なくない,そこで今回は重症腹部外傷の実態について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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