文献詳細
臨床報告
文献概要
はじめに
Winslow孔ヘルニアは腸閉塞として発症し,手術適応となる稀な疾患で,術前診断はしばしば困難とされている.診断の遅延は時に壊死のため腸切除を必要とし,あるいは致命的となる危険を秘めている.われわれは腹部単純X線写真あるいは胃造影所見より術前に診断しえた本疾患の2例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
Winslow孔ヘルニアは腸閉塞として発症し,手術適応となる稀な疾患で,術前診断はしばしば困難とされている.診断の遅延は時に壊死のため腸切除を必要とし,あるいは致命的となる危険を秘めている.われわれは腹部単純X線写真あるいは胃造影所見より術前に診断しえた本疾患の2例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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