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胃癌の術後補助化学療法—1,805例5年追跡成績の解析
著者: 高橋孝行1 石引久弥1
所属機関: 1慶応大学医学部外科
ページ範囲:P.252 - P.252
文献購入ページに移動 1970年代早期より,診断および手術法の進歩のため日本人胃癌患者の治癒切除成績は著しく向上した.予後改善を図つて手術補助化学療法の臨床研究が行われてきたが,prospective randomized controlled study,特に経口抗癌剤の有効性の評価は少ない.
日本の297施設を含む,日本の胃癌手術の補助化学療法研究会は1975年5月より1976年7月までの胃癌切除症例2,064例を対象とし,cell cycle nonspecificなmitomycin-C(MMC)投与を導入療法とし,その後のcell cycle specificなFutraful(Tegafur)持続経口投与を維持療法とした併用療法の有効性を検討した.
日本の297施設を含む,日本の胃癌手術の補助化学療法研究会は1975年5月より1976年7月までの胃癌切除症例2,064例を対象とし,cell cycle nonspecificなmitomycin-C(MMC)投与を導入療法とし,その後のcell cycle specificなFutraful(Tegafur)持続経口投与を維持療法とした併用療法の有効性を検討した.
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