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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻2号

1985年02月発行

臨床研究

胃癌のリンパ節転移に対する手術と併用化学療法の問題点

著者: 安名主1 小池秀夫1 苅部徳郎1 畑山善行1 山浦芳徳1 荻原迪彦1

所属機関: 1信州大学医学部第1外科

ページ範囲:P.271 - P.278

文献概要

はじめに
 胃癌手術成積の向上は十分な範囲におよぶリンパ節郭清の実施によるところが大きい.われわれが行つているリンパ節郭清の術式1)は大網,小網および網嚢の切除と所属リンパ節の郭清であり,早期癌には第1群並びに第2群リンパ節の郭清(R2)手術)2)を行い,進行癌にはそれらに加えて第3群リンパ節の郭清(R3手術)を行つている.しかし,リンパ節郭清にはその手技や郭清範囲などにまだ問題が残されている.
 本論文では癌の占居部位によるリンパ節転移の起こり方を検索し,それに基づいたリンパ節郭清の方法を述べ,また郭清の程度による補助化学療法の効果を検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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