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臨床報告
鈍的外傷による急性解離性腹部大動脈瘤の1治験例
著者: 松井泰樹1 伊藤勝朗1 小川正男1 田中孝一1 岡野一廣1 原宏1 森透1
所属機関: 1鳥取大学医学部第2外科
ページ範囲:P.297 - P.300
文献購入ページに移動鈍的外力による外傷性解離性腹部大動脈瘤は1965年,Ngu and Konstam1)が最初に報告して以来,文献上18例の報告をみる比較的稀な疾患である.最近われわれは左腸骨動脈の急性動脈閉塞の術前診断のもとに緊急手術を行つたところ,外傷による急性解離性腹部大動脈瘤であることが判明した1症例に遭遇し,治癒せしめることができたので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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