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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻3号

1985年03月発行

文献概要

臨床研究

胃粘膜下腫瘍26例の検討

著者: 豊島隆1 山本協二1 松代隆1

所属機関: 1東北労災病院外科

ページ範囲:P.397 - P.401

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はじめに
 胃粘膜下腫瘍とは一般的には非上皮性良性腫瘍を意味するものとされている1).本症は胃癌,胃潰瘍,胃ポリープに比し,稀なものとされてきたが,最近の診断技術の進歩や集団検診の普及によりしばしば経験されるようになつた.われわれはこれまで18例の胃ポリープを除いた良性腫瘍と8例の悪性非上皮性腫瘍を経験したが,両者の鑑別はきわめて困難であつた.胃粘膜下腫瘍に悪性非上皮性腫瘍を加えることには異論のあるところであるが,今回は他の疾患との比較検討のため本症を広義に解釈し,両者を含めて検討した,合わせて術前に悪性腫瘍が強く疑われた巨大な神経鞘腫の1例を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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