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臨床研究
右側結腸憩室炎38手術例の検討
著者: 碓氷章彦1 蜂須賀喜多男1 山口晃弘1 堀明洋1 広瀬省吾1 深田伸二1 宮地正彦1 渡辺英世1 石橋裕之1 加藤純爾1 神田裕1 松下昌裕1
所属機関: 1大垣市民病院外科
ページ範囲:P.519 - P.523
文献購入ページに移動大腸憩室症は比較的稀な疾患と考えられていたが,診断技術の向上,食生活の西欧化,老人人口の増加などと関連して近年急激に増加し,日常診療で憩室炎,出血などの合併症に遭遇する頻度も高くなつた.とくに本邦では,左側結腸憩室が大部分を占める欧米と異なり,盲腸を中心とする右側結腸憩室が多く,憩室炎を合併した場合には急性虫垂炎との鑑別診断が臨床上重要である.
本論文では自験例を対象に急性虫垂炎との鑑別診断を検討するとともに,本症の治療方針について考察を行つた.
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