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臨床報告
Buerger病による広汎な腸管の硬塞,壊死の1例
著者: 瀬藤晃一1 西尾幸男1 荘司康嗣1 芦田卓也1 野村秀明1 中村守1 井上和則1 田中龍彦1 柏木秀夫1 藤田茂夫1
所属機関: 1神戸労災病院外科
ページ範囲:P.555 - P.560
文献購入ページに移動われわれは最近,Buerger病(以下TAOと略す)にて両下肢切断術後の経過を観察中に,腹腔の主要動脈分枝および臓器内血管のTAO病変のために,広汎な腸管の硬塞,壊死をきたして大量の腸切除を余儀なくされ,更に術後他部消化管の穿孔をきたして56日目に死亡,剖検を施行しえた症例を経験したので報告する.
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