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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻4号

1985年04月発行

文献概要

臨床報告

Buerger病による広汎な腸管の硬塞,壊死の1例

著者: 瀬藤晃一1 西尾幸男1 荘司康嗣1 芦田卓也1 野村秀明1 中村守1 井上和則1 田中龍彦1 柏木秀夫1 藤田茂夫1

所属機関: 1神戸労災病院外科

ページ範囲:P.555 - P.560

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はじめに
 われわれは最近,Buerger病(以下TAOと略す)にて両下肢切断術後の経過を観察中に,腹腔の主要動脈分枝および臓器内血管のTAO病変のために,広汎な腸管の硬塞,壊死をきたして大量の腸切除を余儀なくされ,更に術後他部消化管の穿孔をきたして56日目に死亡,剖検を施行しえた症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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