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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻5号

1985年05月発行

文献概要

臨床報告

大腸結核症の2治験例

著者: 辻毅1 青山修1 家田勝幸1 田伏克惇1 河野暢之1 勝見正治1 玄栄世2 江本正直3

所属機関: 1和歌山県立医科大学消化器外科 2和歌山県立医科大学中央検査部病理 3和歌山県立医科大学内分泌内科

ページ範囲:P.709 - P.713

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はじめに
 近年,抗結核剤の出現により,肺結核症の減少とともに,腸結核症も減少している.しかし,腸結核症の診断は,組織学的に乾酪性肉芽腫の証明,あるいは,病変部からの結核菌の証明が必要とされているにもかかわらず,実際には,証明することは必ずしも容易ではない.
 われわれは最近,2例の術前診断の確定に難渋した大腸結核症手術例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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