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特集 がん・画像診断の死角
胃・十二指腸
著者: 比企能樹1 三重野寛喜1 嶋尾仁1 大井田正人2 副島愼一2 草野正一3 村田晃一郎3
所属機関: 1北里大学医学部外科 2北里大学医学部内科 3北里大学放射線部
ページ範囲:P.37 - P.61
文献購入ページに移動胃がんの診断技術は,わが国は世界に先がけて1953年より胃二重造影法をとり入れ,これとほぼ平行して,胃内視鏡の発達により,小さな病変でも発見できる時代になつてきた.
とはいうものの,日常の臨床で,殊に外科医の立場で,手術を前提とした診断となると,単なる存在診断のみではすまされなくなる.すなわち,病変の部位,大きさ等の性状は勿論のこと,この病変が,胃の壁外にどの様な変化をおよぼしているか? 全身的にどの様な変化をきたしているか? 転移がないか? など,相対的な見方が要求される.
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