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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻6号

1985年06月発行

特集 がん・画像診断の死角

膵臓

著者: 宮下正1 塩田昌明1 内藤厚司1 鈴木敞1 戸部隆吉1

所属機関: 1京都大学医学部第1外科

ページ範囲:P.127 - P.149

文献概要

はじめに
 消化器外科領域の臨床に携わる者にとつて,形態学的診断法はかつてないほど豊饒な時代となつた.主題である膵臓に関する画像診断法をほぼその登場順に眺めると,上部消化管透視—低緊張性十二指腸造影,胆道造影,膵シンチグラフィー,血管撮影(SAG),逆行性膵胆管造影(ERCP),超音波断層法(US),コンピューター断層撮影(CT)の多きに至り,今またNMR-CTも実用化の兆しをみせている.
 もちろん,時代の変遷とともに,これらの評価も一定ではなく,たとえばつとには膵シンチグラフィーや低緊張性十二指腸造影なども,その後の有力な診断法の登場によつて意義は大幅に減じている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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