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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻7号

1985年06月発行

文献概要

特集 鼎談・高齢者の消化管手術—手術適応のボーダーライン

食道癌手術

著者: 掛川暉夫1 森昌造2 武藤輝一3

所属機関: 1久留米大医学部第1外科 2岩手医大第1外科 3新潟大医学部第1外科

ページ範囲:P.737 - P.753

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 武藤(司会) 食道癌手術の術前,術後管理には,intensiveなケアが必要なことは申すまでもありません.とくにいろいろと機能障害の見られることが多い高齢者では,手術適応及び手術術式の選択に慎重な配慮が必要であります.本日は食道癌手術に関しましては大変ご経験が深く,しかも,術前,術後の管理につきましてもご造詣の深い掛川暉夫先生と森 昌造先生に高齢者の食道癌手術をめぐりまして,お考えを承りたいと存じます.
 なお,初めはお話の焦点をしぼりますために,対象を主として胸部食道癌症例で,もし根治手術を行うとすれば,右開胸と開腹により胸部食道を全摘し,頸部で食道・胃管吻合を行うというような症例で,かつ高齢者ということにさせていただきたいと存じます.もちろん,根治手術ができるかどうかということは別であります.ということで,これからお話をお聞きしたいと存じております.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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