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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻7号

1985年06月発行

文献概要

臨床報告

いわゆる頸部食道憩室(非Zenker)の1例

著者: 吉田隆行1 田中承男1 佐藤伸一1 神吉豊1 栗岡英明1 岡隆宏1

所属機関: 1京都府立医科大学第2外科

ページ範囲:P.823 - P.825

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はじめに
 上部消化管造影の発達,普及により,最近では食道憩室はそれほどまれな疾患ではなくなつた1-3).頸部食道に発生する憩室ではLannier-Hackermann's spaceに生じる,いわゆる"Zenker憩室"が多く,頸部食道の他の部位に発生することはまれで,本邦では10数例の報告があるに過ぎない.最近,第Ⅰ〜第Ⅱ胸椎の高さで,左前側壁に発生した頸部食道憩室を経験したので報告すると共に,主として上部食道憩室について考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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